TOPへ  日本語版TOPへ  BBSセレクション一覧へ   Poet1へ  Poet3へ

キャッチ・レスリングとカール・ゴッチ
http://www.ibjcafe.com/talk/fight/kaku/kaku9711-9.htm


*Poet氏のレスの基となった人の書き込みを抜粋し、斜線で示しています

(ところで、イギリス、ランカシャー(これって地名?)伝統の
キャッチスタイルのレスリング(キャッチアズキャッチキャンって
ゆうんでしたっけ?)ってどんなものか具体的に御存じの方が
いたら教えて下さい。
特になんで廃れたか?今もやっているのか?という事を。 )



Poet-->○Catch as Catch Can 97:11:23:01:58:18

確か、数年前にアメリカの近代史とレスリングに関する本が邦訳で出ていて、それにCatch as Catch Can Styleなどに関する記述がありました。少し高かったので、買っておかなかったことを後悔しています。書店では格闘技のコーナーではなくアメリカ近代史のコーナーにあります。まだ見つかるかもしれません。(題名、出版社ともに失念。ごめんなさい)

立ち読みした限りでは、かつてのKarl Gotchと蜜月時代の新日本プロレスの公式見解「イギリスには、カンバーランドスタイル、ウェストモアランドスタイル、ランカシャースタ
イルの三種類のレスリングがあり、最初の二つがアマレスのフリースタイルの源流で、三番目が Catch as Catch Canである。ヨーロッパ大陸で行われていたレスリングはイギリスでは Classical Styleと呼ばれ、これが現在のグレコローマンスタイルになった。
Catch as Catch Canはフランクゴッチがジョージハッケンシュミットに勝利したことによりアメリカが本場になり、現在のプロレスにつながる。」というのとは少し違うようです。もともとCatch as Catch Canは邪道とされていて、ヨーロッパよりアメリカで人気があった。という感じだったと記憶しています。

確か、世界アマチュアレスリング協会の設立が1920年代だったはずで、それまで、またそれからしばらくの間、アマとプロの区別は希薄だったのではないでしょうか?
手元にN.Y.の古本屋で買った1939年発行の"Wrestling"という本があります。オクラホマ農工大のE.C.Gallagherという人が著者です。この本で解説されているレスリングは、カール・ゴッチ流のものに近く、
Figure 4 Head Scissor, Double Wrist Lockや三角締めなどが写真で紹介されています。


(註:これが1930年代米レスリング技術のサブミッションだ!(横三角締めとダブルリストロック)日本初公開、かも??)


ルールの記述がないので、(American StyleとEuropean Styleという違うルールがあるらしいことは書いてある)実際にギブアップ勝ちがあったのかどうかわからないのですが。


(【ゴッチはヒクソンの】ビデオを見た後は、ちゃんと 認めたじゃ
ないですか。大山倍達もよく言ったでしょう

「アメリカ人は、優れていると思ったらちゃんと認める ところがある」
って。
まっ、ほんとはゴッチ、イギリス人だけど。)


(ゴッチは確か、「オーストリアかベルギー」の出身だとどこかで
読んだような気が…… そして、家族共々、 「ドイツ」に移住し
アマレスチャンピオンになり、 「イギリス」の「蛇の穴」で修行し、
ルーテーズのつてで、 「アメリカ」に渡り、「ドイツ」人キャラで
プロレスラーをやったはずです )


(あっ、そうそうドイツドイツ。 ドイツのことまでは知って いた。
オーストリアかベルギーのことは、知りませんでした)




Poet−−>○カールゴッチの謎97:11:25:04:30:03

Karl Gotchマニアの方が大勢いて、嬉しいです。
しかし、ゴッチに関する記事って流智美氏の物も含めて相互矛盾していることが多いから、一つだけ読んでも鵜呑みにできないんですよね。

ゴッチに関する謎

(1) 出生年 1922年説、1924年説、1928年説がある。現役時代はサバ読みしていた可能性有り。私は1924年8月説を信じる。(根拠あまりなし)

(2) ビリーライレージム 流智美氏のインタビューではイギリス、マンチェスター郊外のウィガンという町にあり選手は皆、ウィガンとかSnake Pit(蛇の穴)と呼んでいた-- とあるが、昭和49年の別冊ゴングのインタビューで、「ウィガンはウェストモアランドスタイルのジムで、自分も一時期通ったが、ビリーライレージムとは別の物」と発言している。

(3) オリンピック 1952年ヘルシンキオリンピックで銀メダル獲得。と書いて有る物が多いが、本人がそのように発言したことはない。実際に記録を調べてみると、カール・イスタスという人は出場していなかった。

(4) バディロジャース殴打事件 一般にゴッチの挑戦を受けなかったからだと言われているが、ゴッチが観光ビザで試合をしているのを入国管理に訴えたからだという発言有り。

(5) 猪木に譲られたチャンピオンベルト Frank Gotch伝来というのは大嘘で、そもそもFrank Gotchはベルトを作っていなかった。 世間で「フランク・ゴッチ伝来のベルト」と呼ばれるものは、フランク・ゴッチ引退後、弟子のチャーリー・カトラーが世界王者決定トーナメントで優勝(1914年)した際、ゴッチから贈られたもの。終戦直後、在日米軍の慰問にやってきて力道山をプロレス界に誘った「世界チャンピォン」バビー・ブランズはNWA王者ではなく、この「ゴッチ・ベルト」保持者だった。当時の資料にゴッチ・ベルトの写真が掲載されている可能性もある。

しかし、猪木の手に渡ると、いつの間にか "World Wresling Champion"の文字が刻まれたベルトに変わっている。(Wrestlingの綴りがまちがっていることに注目)現在は古館伊知郎が所有しているらしい。 しかし、彼が「お宝鑑定団」に出演した際、カール・ゴッチのベルトは本物と鑑定されたのですが、値段はわずか300万円でした(笑)。

色々とインタビューを読んでみると、プロレス団体が流した虚構は別として、Karl Gotch自身はとても正直な人だという印象を受けます。多少、記憶が混乱しているようにも思えますが・・・

実は小生、Karl Gotchと話をしたことが一度だけありまして、シューティングの旗揚げ第二回目位の興行(まだアマチュアだった頃)に最高顧問として招かれていたゴッチさんに廊下で出くわしたので、「シューティングとUWF(第二次)との違いをどう思われるか?」という質問をしました。すると、いつものように「そもそもレスリングとはギリシャ時代に生まれてローマ時代に完成された物で・・・」という話になってしまい ました。

前田日明選手が紙プロ?で、「70歳過ぎてあれだけの体を維持している人は何を言っても許される」と言ってましたが、私もそう思います。


*このコーナーを楽しんだ方は「ゴッチ名言集」どうぞ。

Ads by TOK2