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格闘技の科学・----打撃の謎を追え!!

http://www.ibjcafe.com/talk/fight/kaku/kaku9712-8.htm


*Poet氏のレスの基となった人の書き込みを抜粋し、斜線で示しています


講談社BLUE BACKSに『格闘技「奥義」の科学』(吉福康郎)という本があります。
寸勁の強さを力積で説明していたり、受け身を角運動量で説明していたり、
理系で気とかについていまいち眉唾だったわたしにも、技がよくわかりました。
すくなくとも数式部分に反駁の余地はないです。
アカデミックが嫌いというひと以外はとりあえず読んでみてはいかがでしょう。
町の図書館にもたいていあります。ブルーバックスですから。
さらに説明できないなにかがあるんだよなあ、という気はするんですけどね。



Poet-->○打突攻撃の力学97:12:18:04:36:31


久々に大好きな話題が振られて来ました。

この本は読んでいないのですが、同著者の「最強格闘技の科学」は読みました。Blue Backs版では改善されているかもしれませんが、自分が読んだほうの本は正直いって科学的ではありませんでした。たぶん、無意識にだとは思いますが、データが改変されているふしがあるし、説明にも説得力がないです。

力積を測定したのは、多分簡単に測れるからだと思いますが、それで直接破壊力の比較をするのは無理があります。エネルギー密度のほうが良い指標になるでしょう。
【ツッコミ:どっちもこちとらにゃあわかんねえやべらぼうめ】

たとえば、グローブをはめるとパンチの力積が大きくなりますが(手の怪我を心配せずに撃てるから)、この場合、力積を比較したところで、「素手のほうが骨や身体の表面への破壊力が大きいが、グローブをはめたり掌を使ったほうが内臓への破壊力が大きい」ということが説明できません。吉福氏は「力積と力の比率」に答えを見いだそうとしていますが、このような量は物理的に意味がありません。

実は私、大学院生の頃に当時格闘技ライター募集をしていた格闘技通信に「打突攻撃の力学的考察」という、打撃が体内でどのように伝わっていくかコンピューターシミュレーションした論文を送ったのですが、あえなく没にされたという経験を持っています。

一応、上記の問いに対する自分なりの解答は「一点で打撃をするとエネルギー密度が距離の二乗で減衰するが、広い面積で打撃をすると減衰しにくいから」です。(高校物理の範囲内での説明なので、わかりますよね?)
【ツッコミ:わかんねえよ】
格闘技通信の高岡広告は論外にしても、図表を駆使して一見科学的にみせてしまう本も多いので注意が必要です。



Poetさんの書き込み面白く読ませていた
だきました。
「一点で打撃をするとエネルギー密度が距離の二乗で減衰するが、広い面積で打撃をすると減衰しにくい」
なるほど。
素手とグローブの衝撃の差異は、こんなに簡単に説明出来てしまうのですね。
【ツッコミ:どこが「簡単に説明」やねん】
目から鱗です。
【ツッコミ:こちとら「目に鱗が飛び込んで」らあ】
さすが物理屋!(自分は化学屋です)

さらにグローブの場合、素手に比べ打撃面の硬度が均一化するってことの影響も
あるんでしょうね。
打撃面積が大きくても、表面硬度のばらつきが大きければ、衝撃がいくつかの球
面波に分裂してしまいますからね。

Poetさんがつくったシミュレーション、見てみたいものです。

しかし、二枚目の煉瓦だけ割る、という試し割りがあるそうですが、これはどう
説明すればいいんでしょう?
Poetさんだったら、その解答も用意していそう。





(二枚目の煉瓦だけ割るのに)よく使われるトリックは、少し湾曲した煉瓦を二枚目に設置する、です




そんなトリックまであるのですか・・・

科学と打撃の話が出てきたのでついでに。
3年くらい前の、「月刊空手道」で読んだ記事なのですが、

「突きの威力は、スピードで決まる。
 これはアインシュタインの有名な方程式、

  E=Mc^2 (2乗)

からも明らかである。
 破壊力Eは、スピードcが大きいほど巨  
 大となるのだ。
 ちなみに、Mは拳の重さ」

というものがありました。アメリカ在住の空手の先生の記事でした。
うむむむ。
E=Mc^2 とは、重さMの物体が消滅した時に放出されるエネルギーEを
決定する式のはず。(原子爆弾の原理)

ということは、空手の突きでも、拳が消滅してしまうのか!?
まさに原子力パンチ!
東京くらいらくに吹っ飛ぶはず。

【ツッコミ:そこのこれ読んでるお前!どの部分が笑えるか説明してみろ】

『格闘技「奥義」の科学』は2、3年前に私も読みました。
読む前はユメのないタイトル。。。と思いましたが
読み進むにつれて、なるほどと肯かせる部分が沢山ありました。
いろんな格闘技の奥義のエッセンスを素に、新たな技術体系が
できるのではないか。。。などと考えたのを覚えています。

確かこの本の著者は研究者であり、自身も何か格闘技を
されているんですよね?(記憶違いかも)




Poet-->○はみだし唐手さんへ97:12:18:06:04:58

自分も徹夜実験中です。こんな時間に書き込みしている人たちは何者なんだろうと思っていましたが、自分と同じような人もいるんですね。

>さらにグローブの場合、素手に比べ打撃
>面の硬度が均一化するってことの影響も
>あるんでしょうね。
>打撃面積が大きくても、表面硬度のばら
>つきが大きければ、衝撃がいくつかの球
>面波に分裂してしまいますからね。

うう。こわいくらい良くわかってらっしゃる。

>Poetさんがつくったシミュレーション、
>見てみたいものです。

昔のコンピューターで作ったので、もう残っていません。今ならもっといいプログラムが書けるのだけど、残念ながら、今の研究テーマは格闘技の科学ではないので(あたりまえか)時間がとれない。

>しかし、二枚目の煉瓦だけ割る、という
>試し割りがあるそうですが、これはどう
>説明すればいいんでしょう?

これは考えてみないとわかりませんが、

>よく使われるトリックは、少し湾曲した煉瓦を
>二枚目に設置する、です。

この答えはみもふたもなくて良いですね。


さてご隠居さん、分かったかね?何、わかんない?しょうがねえなあ。
ここでなんと大サービス、Poetさんが書き下ろした、とっても分かりやすい解説がある。特別にアップ!!
これを読めば、みな膝を打ってすべて理解しるはずです。うーん、なるほどそうだったのか。



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