お台場案内 & 2001・12/23DEEP大会ルポ

註:高倉仮面氏のルポは、「会場周辺の観光案内」と「試合そのもののルポ」のふたつが
絶妙に融合し構成されている。私は便宜上、前者のほうに重点を置きコーナーにおいているが
そこだけに注目するのはあまりにもったいないと言えよう。
両者ともにご注目いただきたい。ただし読者の便宜のため、実用性の高い観光案内を太字にした。


お疲れ様です。
高倉です。

さて、今回僕はDEEPを見に行きました。
性懲りもなく、またまた観戦記を書きました。
例え迷惑でも、いつも通りに送ります(笑)。

DEEPは、今年突如として出現した興行です。
位置付け的には、「軽量級の『PRIDE』」って感じです。

今まで二回しか興行を打ってませんが、
グレイシー一族やブラジリアン・トップ・チーム所属選手、
おまけにVTとは無縁のメキシコ・ルチャリブレ選手の招聘や、
RINGS系選手とPANCRASE系選手を一同に集めたりと、
話題には事足りなくない印象があります。

ちなみに第一回は、大阪プロレスの村浜選手が、
ホイラー・グレイシー選手との試合でドローになった事、
第二回は、ルチャのドス・カラスJr選手が、
パンクラスの謙吾選手をスープレックスで骨折させた事で話題を呼びました。
そして今回、第三回の興行の”売り”は、
K−1ミドル級トーナメントのチャンピオンにもなった事のある村浜選手が、
「辰吉を破った男」・ボクシングのラバナレス選手と激突する試合です。

ルールについては、現在のPRIDEを思い浮かべていただいて、
・4ポイント(四つん這い)状態の選手への、ヒザ攻撃は反則。
・基本的には1Rは5分間、3R制。
・体重分が、昔のPRIDEのような契約制。
  極端な体重差は生まないようにマッチメイクしている。
・膠着ブレイクが早い。
ような感じだと思ってください。

では、観戦記をご覧下さい。

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14:00
新橋から「新首都交通・ゆりかもめ」にて移動。

本当は浜松町から意味なくフェリーに乗って、
東京湾を眺めながらのんびりと移動しようと思っていたのだが、
昨日の徹夜(RINGS観戦記を執筆)が響いて本日は見事に寝坊。
「今年最後の贅沢」として企画していた僕の夢は、あっさり露と消えてしまった…。
(浜松町からフェリーで移動した場合は、「国際展示場」で降りてください)

ここで突然ですが、有明に行く場合の「ゆりかもめ」に乗るコツを教えます。
新橋発なら進行方向から左側、有明発でも進行方向から右側に乗りましょう。
その方が、建物の景色を楽しむ事が出来ます。特に夜の風景の差が大きいです。
でも、「海が見たい!」という人は上記の反対側に乗るといいでしょう。
特にお昼は、海を眺めた方がノンビリできるかもね。

14:30
「ゆりかもめ・国際展示場正門駅」到着。
何回来ても、ここは相変わらず人のにおいがしない。

雰囲気としては、
よく建築中のビルなんかに張ってある「完成予定図」の絵のような、
「こんな、何もかも綺麗な街ないだろ!」みたいな感じ。
駅の近くには、逆ピラミッドが2つ並んだような形状の「国際展示場」が、
どか〜んと存在する。あとは高いビルが何本か建っているだけ。
そして、この辺には人がいない。
まるで人が生活している香りをさせない空間。

そしてこの風景が、意外と気持ちを癒してくれるんだよなぁ。
多分、下手な公園よりもよっぽど人気(ひとけ)がないからだろうけど。
土日で、イベントがない時の「海浜幕張」と「国際展示場」は、
一度行くと忘れられない印象を持つでしょう。

「国際展示場正門駅」からひたすらまっすぐ歩くと見えてくるのが、
誰も使っていそうになくて、管理すらされていそうにもない「有明コロシアム」。
その横を抜けてまっすぐ歩くと、
車道の右手向こうに見えるのが「ディファ有明」。
一見しただけではレストランと間違えてしまうのだが、
実際にレストランも経営しているから仕方がない。
そのレストランの駐車場をちょっと奥にいくと、やっとついたよ試合会場。
これって、「一見さん」は絶対に行けないような場所だよなぁ



14:45
一番安い5000円の席は完売の為、
当日券を7500円で購入して館内入り。高いなぁ…。
観戦記の参考にする為のパンフレット購入、これは2000円。
高いよっ、高いよっ、高すぎっ!もう1万円近く使っちゃったよ…。

いざ会場入りして、もうビックリ!
僕の席は南側だったのだが、ここら辺は一応ヒナ段にはなっているものの、
前の人が座ってしまうと、頭が邪魔で全然リングが見えないのだ!
特に試合がグラウンドになってしまうと、本当に何も見えなさそうな雰囲気。

これでは、チケット代の払い損。
ルール違反とは分かっていたが、
南西側通路にて観戦する事にする。
(グリフォン註:まったくその通り!!私はUFC−Jで同会場に行ったのみだが、
同じく2番目に高い席なのにマジで何も見えなかった。プロレス専門会場を謳って
いるくせに、ひな壇の高さという肝心なことがなっていない。備え付けモニター?
これがなんと片方の床にひとつ大型テレビ風のものがおいてあるだけ。柱がじゃま
をするし。実はここ、「2階席」が一番見やすいという皮肉。


14:50
アンダー・カード2試合(前座)が淡々と行われた。
さすがに通路からは観やすかった。
観戦記については割愛します。

その後、スタッフ紹介からラウンド・ガール紹介。
サンタクロースのコスプレをした元女子レスラー3人が登場。
工藤めぐみ、府川由美は昔は一世を風靡したアイドルレスラー。
今は人妻ラウンド・ガール。どうなんでしょう、これ?
残る一人はキューティー鈴木。ヌードになった時は悲しかった。
「10年前ならなぁ…」、What?(ストーン・コールド調)

さて、このラウンド・マダム達(大体、「ガール」って歳じゃないよなぁ…)、
客の反応は鈍かったのだが、気になったのは彼女達の歩き方。
だらだらと歩いていた彼女達に「自分が観られている」という意識はなかったように思える。
たとえ自分達が主役でなくても、堂々と役割をこなして欲しかった。

それにしても、ディファの音響効果は抜群だ。
小さいし、狭いし、暗いし、見えないので、
正直言って僕はあんまり好きじゃない会場なんだけど、
この音の広がりには、会場全体を一体化させる「何か」があるぞ。
クリスマス曲をアレンジしたダンスナンバーに合わせて踊りながら観戦開始。

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第一試合 
○佐藤 伸哉 vs 美木 航● (2R 時間不明 腕ひしぎ逆十字)

グラウンド・テクニックに勝る佐藤が全体的に攻勢をとる。
1Rでは、スイープや下からのアームバー、2Rでは下からの三角等で攻勢。
美木にもチャンスはあったように思えるが、
最後はサイド・ポジションからじっくりと逆十字へ移行でタップ。
佐藤は「P's LAB東京」所属なので、またパンクラスで見れるかな?
中々、良い選手だと思いますよ。

第二試合
○大石 幸史 vs 村浜 天晴● (3R判定 2−0)

村浜天晴は、今日のメイン・イベンター村浜武洋の実のお兄さん。
現在は自分の軍団を結成し、修斗等で活躍中だ。

その村浜兄は、「大和魂」のパロディ・「芸人魂」Tシャツで登場。
「いいTシャツだ!欲しいなぁ…」と思ったが、会場には売ってなかった。無念。
試合時の姿は、オレンジのハイレグスパッツ。アンダーは肌色を履く念の入れよう。
太ももと股間のモッコリが強調されるスパッツは、何とも面白し、具合が悪い。

試合の流れは、全ラウンドにおいて、
「大石のタックルで倒される村浜が、下から足関節やアームバーを狙う展開」。
村浜は状況がどうなっても、決して勝負をあきらめないで、
アームバーやヒールホールドを狙う。
かと言っても、大石もタックル後に何も出来なかった訳ではない。
2Rにはアームバーで「あわや」のシーンも作ったくらいだ。
両者の休まない試合ぶりは評価できます。

判定は2−0で、タックルで倒しつづけた大石が勝利。
でも、村浜兄も捨てたもんじゃないですよ!

第三試合
○長南 亮 vs 富宅 飛駈● (3R判定 3−0)

長南は試合開始からパワー前回で富宅を襲う。
1Rでは、ガード・ポジションで下になった富宅を強引に持ち上げては、
マットに背中を叩きつけつつコーナー角に押し込み、そこから顔面パンチをまた連打!
それからも長南はガード・ポジションで上になる度に、
馬力十分の顔面パンチを富宅に浴びせる。
富宅も3Rではフロントチョークで攻勢をかけるも、
全体的に長南の馬力が試合をコントロールしていたと思う。
判定も、3−0と文句なしで長南。この人も良い選手ですね。

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なお、第四試合の前には、本来試合をするはずだった、
元バトラーツの日高選手とパンクラスの伊藤選手が欠場の挨拶。
この2人は伊藤選手の怪我が治ればDEEPで正式に試合をするそうです。

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第四試合
○美濃輪 育久 vs 大久保一樹● (1R 時間不明 腕ひしぎ逆十字)

皆の人気者・美濃輪の登場で、
会場が「温まり」が良くなってきた。声援もガンガン飛ぶようになる。
こういう音響効果のいい会場では、大声を出すと響いていいですね。

試合は美濃輪のワンサイド・ゲーム。
1R、がっぷり4つに組むと、ここから美濃輪は大久保を高々と担いで頭から落とす。
落ちるときに手を出してうまく受身を取ったので、
脳天直撃はなかったがその豪快な持ち上げっぷりに会場が騒然となる。

ここから試合はガード・ポジションで膠着しブレイク、
再びスタンド状態になると、またしても美濃輪の担ぎ上げが爆発。
こうなると、もはや勢いは止まらない。
ガード・ポジションから顔面パンチを連打、
サイド・マウントとポジションを移動した美濃輪は腕十字。
一度は逃れられるが、2度目の逆十字が見事に決まって試合終了。
いや〜、改めて美濃輪はいいですねぇ。

第五試合
○上山 龍紀 vs ラバーン・クラーク● (1R 5分 TKO)

上山って、僕は何回か見ているんですけど、印象に残ってないんですよねぇ。
これって、格闘技雑誌があんまりU−FILE等を扱わないからなんだろうなぁ。

さて試合。
1R、最初は様子を見ていた2人だが、ラバーンが突然猛ラッシュ。
相手を亀にしたが、上山はパンチ狙いの腕を取っての関節狙いで反撃。
しかしラバーン、腕を抜くとキツーイ打撃を頭部に浴びせる。
そしてスリーパー狙いへ移行するも、これは失敗。
スタンドになると、二人は乱打戦を展開!…と、ダウンするラバーン!
すっきり打撃の上山勝利に会場が大歓声に包まれる!
「勝者 上山!」とのコールに、会場は最高潮へ…。

…と思ったら、このダウンはどうやら上山のバッティングによるもの。
終わったと思ったこの試合は、ラバーンの回復を待って再開。

試合再開直後、上山はタックルからガード・ポジションへ。
ここからマウントに移行すると顔面パンチを浴びせ逆十字を狙う。
しかし、ここでラウンド終了のゴング。

「さあ、2Rだ」と思っていたが、ラバーン陣営がタオルを投入、試合終了。
恐らくラバーンは、バッティングのダメージが抜けきっていなかったのだろう。
どこかすっきりしない決着に、会場は「あ〜あ」という雰囲気に。

第六試合
○坂田 亘 vs 窪田 幸生● (1R 4分5秒 KO)

この試合は「グラウンドの顔面踏みつけアリ」の特別ルールで行われた。
「RINGSvsパンクラス」を煽りまくりのこのコールには、会場が盛り上がった。

1R、序盤は両者の立ち四つの状態が続いた。
お互いに譲らずの押し合いが続く中、
コーナーに押し込んだ坂田は太腿へのヒザを出す。
そして、この密着ヒザ攻撃でのお約束になりつつあるローブロー。
悶絶する窪田。かなりキツそうだったが窪田はなんとか回復、試合再開。

打撃戦からイノキ・アリ状態、
立っていた窪田はローキックを坂田の腿へ当てていく。
と、その不意をついて、坂田はグラウンド状態から窪田に向かって起き上がり、
強引に窪田をグラウンドへ誘い、バックマウントを奪う。
ここからは頭部への打撃の連打、連打、連打!
かなりキツイ連打の前に、ついに窪田の意識が飛んだ。
あわててレフリーが試合をストップ。

この試合の窪田のダメージは大きく、
一度は起き上がったもののリングを降りると再びダウン。
結局、同陣営の人達に担がれて退場していた。
対抗戦らしい、壮絶な幕切れと言えるだろう。

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ここで10分の休憩。
休憩後には、X'masプレゼントとして特製Tシャツ抽選会等が行われた。

ここで、ちょっと目を引いたのは、その特製Tシャツの抽選方法。
会場への入場時に配ったアンケート用紙を休憩中に集計し、
集めたアンケート用紙の中から抽選するという形式。

何気ない事かも知れないが、
この方法ならより多くのアンケート結果を集められるし、
アンケート集計自体を、一つのイベントとして見てもらえる。
いやはや、中々考えてるね。
このテの発想は、「手作りイベント」を数多くこなしている人の発想だね。

さて抽選会は、美濃輪選手がアンケートをランダムに選んで、
ノリノリのMCが当選者の名前を読み上げる、という流れで進んだ。
しかし、会場のノリはどうにもイマイチ。
当選者の名前が呼ばれても、当たった本人にイマイチ元気がなく、
周りのお客さんに至っては、拍手する気すらなさそうだ。
「みんな頑張って盛り上げようとしているんだから、拍手くらいしろよ!」
と内心思いつつ拍手の音量を大きくすると、同じ考えの人間が多かったらしく、
会場全体の拍手が大きくなった。これは嬉しかったなぁ。

が、この状況を一番良くわかっていたのは美濃輪選手。
特製Tシャツが最後になると、彼はアドリブを効かして、
会場の客席に投げ入れるアピール。これには会場が大きく盛り上がった!
「抽選で当たった人の方向に特製Tシャツを投げ入れれば、
  もっと盛り上がったイベントになっただろうなぁ」
なんて考えながらも、特製Tシャツを欲しがってみた。ダメだった。

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ここで、第七試合を欠場したドス・カラスJrが欠場の挨拶。
さらには、ドスについてきたAAAの会長?であるエル・ファンタズマが挨拶。
ルチャの会長は、スーツでもマスク姿だった。

そして代表である佐伯氏の挨拶。
その中で、次のDEEPでは「日本人 vs ルチャ」の対抗戦が決定したのですが、
その枠の中で「ドスJr vs 謙吾」の再戦が決定した事を発表。
ここで謙吾が登場、リング上で挨拶。

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第七試合
○エル・カネック vs 太刀光● (1R 4分55秒 レフェリーストップ)

俺のお目当ての選手、タッチーの登場に俺が盛り上がる。
皆の注目選手、カネックの登場に会場が盛り上がる。
チクショ〜、貴様らそれでも日本人かぁ!
…それにしてもカネックは、50を前にしたとは思えない見事なボディ。
マント&ベルト姿の貫禄は、プロレスラーにしか出せない独特の雰囲気だ。
上背では圧倒的にデカいタッチーとの体格差が気になるも、試合開始。

1R、タッチーが綺麗なローキックを出すと会場からはどよめきが。
「タッチー、今回は結構練習して来たのね」。
そしてテッポウラッシュから電車道でカネックをコーナーへ押し込む。
コーナーで4つになると、タッチーは強引な投げでカネックをふっとばす!
マウントを取ると、顔面パンチを連打、そこからバックへ移行、スリーパーを狙う。
…って、「えっ!?これ、タッチー!?」。思わぬ強さに俺爆発!

ところが…、このスリーパーが崩れた状態が、
ちょうどカネックのサイド・ポジション状態だったのが悪かった!
ニー・オン・ザ・ベリー風のサイド状態から、カネックのパンチラッシュ炸裂!
思わぬ逆転劇に会場爆発!チクショー、非国民どもめ!
試合はこのパンチがタッチーを倒すのが先か、ラウンドが終了するのが先かになったが、
先にダメになったのは、やっぱりタッチーだった…。

ルチャ幻想爆発!会場爆発!俺しょんぼり…。

第八試合
○ランバー・ソムデート・吉沢 vs 矢野 卓巳● (3R判定 3−0)

ヤノタクは、知る人ぞ知る日本格闘技界の異端児。
骨法の堀部師範の元弟子だったけど、色々…かなり色々あって、破門された人。
現在は烏合破門会を結成して、堀部師範との対決を望んでいる…らしい。
リアル天下一武道会、アブダビ・コンバットでは、異国の地で「さむえ」&「せった」姿で登場し、
中東の人々の目を白黒させていた。
得意技は『秘技・洗濯ばさみ』、ニックネームは「東洋の神秘」。
RINGSで彼の試合を見たときは、『悟り』を開くかように、
目を瞑りながらスリーパーで相手選手を失神させていた…。

対するランバーは、体は小さくともムエタイの猛者として有名。
軽量級の日本キック界では、日本人キラーとして君臨していました。
最近、日本人の女性と結婚したみたいです。奥さんも格闘家として活躍中。

…と言う訳で、このカードが本日の「お目当てカード」です。
ランバーは、トレードマークであるM16(銃です)を持って登場。
矢野はスパッツのお尻に書いてある「エセ骨法」の文字がまぶしいねぇ。
それにしても、ランバーが矢野より小さいのにはビックリ。

1R、ランバーの打撃を嫌う矢野は、
いつものブルース・リー風の半身の構え(当然、顔もブルース・リー風)から突進して、
強引にグラウンドへ引き込んだ後に足関節をガッチリ決めるが、
ランバーは何とか立ち上がって逃げる。
イノキ・アリ状態から、ランバーはキツいローを矢野の腿へ叩き込む。
ブレイクで試合再開、再び矢野は突進するも今度はランバーのローを食らう。
それでも強引に引き込むも、何も出来ずブレイク。
こんどは矢野、振りの大きい浴びせ蹴りを見せるも、当然のように不発。
元骨法戦士の面目躍如だが、寝てしまた矢野の腿に再びキツいローが当たる。
ランバー派ファン(結構多かった)が爆発の中、ここで1Rは終了。

2R、このラウンドは矢野のグラウンドが爆発。
またしても突進殺法でグラウンドになると、バックからスリーパー。
ここからランバーは逃げようとするが、
矢野はボディ・シザースを食い込ませ、絶対に逃がさない。
ランバーが必死にあがいても、逃げようと回転しても、矢野はバックを譲らない。
1Rとは全く違う展開に、今度は矢野派ファンが大歓声!

矢野はここから、相手の頭部にパンチをこつこつ、
何度もバックからスリーパーを狙うが、これがなかなか決まらない。
ランバーがアゴを引く等をして、これを微妙に防御しているのだ。
しかし終盤、ようやくスリーパーが決まりかけて「あわや!」と思わせたが、
二人の勝負はこの体勢のまま2R終了のゴングが鳴る。
終了後、ランバーは「どうだ、奴の攻撃に耐えたぞ!」と言わんばかりのガッツポーズ!
逆に矢野は、このスリーパーでかなり体力を使ってしまった様子。

3R、ランバーはローキックとイノキ・アリからのローキックで攻勢。
対する矢野は、1Rのローキックと2Rの体力の使いすぎでフラフラ。
それでもサイド・キックやトラース・キック等のブルース・リー殺法で反撃を試みるも、
余計な動きでスキだらけになる度にローキックを食ってしまう。
さらには、グラウンドではランバーのフロントスリーパーが矢野を追い立てる!
これは何とか抜けたものの、もはや矢野に勝つ道は残されていなかった。
最後には何故か矢野のジャイアント・スイングが爆発したが、試合はこれで終了。

勝ちを確信したランバー、「ランバァーッ」と叫びつつ、あちらこちらをM16で打ちまくり!
呆然と立ち尽くす矢野を打つと、矢野は大の字になってダウン。矢野は芸が細かいね。
判定は3−0でランバー。矢野は今回は完敗と言えるでしょう、次回に期待。

第九試合
○村浜 武洋 vs ビクトル・ラバナレス● (1R 40秒 足関節)

ラバナレスの本業はボクシング。あの辰吉丈一郎を倒したことは、あまりにも有名。
当然、チャンピオン・ベルトを腰に巻いたこともある強豪。
そのラバナレスは、本日はボクシング・グローブで入場。
「そのグローブで本当に大丈夫なのかぁ?」と思っていたが…。

1R、村浜はタックルからガード・ポジション、
そこからすいすいポジションを優位にして足関節。
…で、ラバナレスはあっさりタップ!

ありゃりゃりゃりゃ、身も蓋もない…。
せっかく3ダウン、5エスケープOKのルールなのに…。
…まあ、ここは村浜の勝利を素直に喜びますか。

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雑感:
「RINGS」や「PANCRASE」を見ていて思うのですが、
ここ最近の日本格闘技界の中軽量級の充実ぶりには目を見張るものがありますね。
そんな良い選手が一同に集結する「DEEP」なのですから、つまらない訳がありませんね。
次回は名古屋での興行なので観には行けないのですが、東京興行は毎回観たいですね。

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18:30
夕飯を食べたいが、
何せこの辺には「ディファ有明」とコンビニくらいしかない。
レストランとしての「ディファ有明」は、
メニューがお土地柄のせいかちょっと高そうなので、
今日は遠慮しておこう。この結果、有明を脱出する事にした。
有明から「ゆりかもめ」に乗って新橋へ向かう。
夜景が大変に綺麗だが、悠長に眺めていられるのは「台場」あたりまで。
ここからは、車両内はお台場から帰るの客で大混雑する。具合悪し。

19:00
新橋からJR京浜東北線で秋葉原へ。
本当は「ゆりかもめ」の終点(始点)の新橋あたりで、
「日本酒でもキューっとやった後に「鹿火矢」のお茶漬けでも食べる」
のが理想なのだが、新橋はビジネス街。土日祝はどこも閉まっている。

そこで、秋葉原に向かう事にしたのだ。へっ?
「あんなオタク達の集まる電気街なんて、
 食べる店は『九州じゃんがら』のラーメンくらしかないだろ!」って?
違うんです。第一、それは「電気街方面に向かったら」って話でしょ。

19:30
秋葉原に到着。駅から神田方面に向かいちょっと歩くと…。
僕の目的地「藪そば」があるわけですよ。
ここは各界の有名人も食べに来る事で有名な蕎麦屋さん。
橋本元首相も常連なんだそうな。へぇ〜っ!

ここで日本酒+蕎麦味噌でちびちびやりながら、
「今日の興行は面白かったが、ラバナレスはどうにもなぁ…」、
『せいろそば』を2枚注文し、美味い蕎麦をすすりながら、
「タッチー負けちゃったなぁ。またガチのリングには上がって欲しいけど…」、
食事は蕎麦湯で締めて、食後に蕎麦カステラを食べる、
「今年も暮れて来たなぁ、実家のお土産何かって帰ろうかねぇ…」。

これが僕の幸せなひと時。


以上、"超"長文失礼。





グリフォン註:ここで高倉氏が、やろうと思いつつ果たせなかった「フェリー(水上バス)でお台場へ」であるが、
私(グリフォン)は2001年8月のリングス有明コロシアム大会で経験した。

「ゆりかもめ」がしばしば満員で快適でないのに比べ、ゆったり座れて快適なクルージング、
しかも海からすすむと「いざ決戦!!」という気分がわきあがる。
それほど料金に差があるわけでもないので、お勧めしたい。ただ注意点は

*一時間一本。
*時間的にプロレス興行で「帰りの便」(9:00以降)はない
*吹きさらしなので、冬は多分寒い

などである。



http://www.suijobus.co.jp/

http://www.bigsight.or.jp/access/access_c/water_c.html

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