2ミリのスコープによる手術風景

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何かの間違いかな?! と思ってしまいそうなほどの小さな手術創です。

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なお、これらの写真をホームページに掲載するにあたっては、患者様のご理解と撮影、掲載のご承諾を得ております。

 

 2ミリのスコープ(AutoSuture2mmGoldScope)をたった1箇所のわきの下の皮膚切開から挿入します。皮膚切開はひとつだけです。

 2ミリのスコープを用いている施設は他にもございますが。その場合ミニサイトという3.4ミリの外径のアクセスポートを用いなければならないため、皮膚切開も3.4ミリ以上のものが必要です。かつ、2ミリのスコープには操作機能がないためさらにもう一つ別の皮膚切開を追加し、2個目のアクセスポートを要します。 施設によっては、2個目、3個目の皮膚切開が必要ということで前胸部に傷を残す場合さえあります。
 しかしながら、当院では新規に開発しライセンスされたアクセスポートを用いることにより長さ2ミリもしくはそれを下回るサイズの皮膚切開1カ所(脇の下)で手術を完了いたします。 特許取得済みです。 (日本、米国、WTO,韓国)

 術後に複数の傷があるために、患者さんのお友達から時には「この傷は何ですか?」などの質問で困ったといった話が実際にあります。このため左右非対称の位置で皮膚切開を行い手術を希望される患者さんもおられます。当院ではこれらの要望にも対応して参りました。手術瘢痕を他人から尋ねられるたびに多汗症の説明をしていたのでは困りますね。当院の手術では、小さな(ゴマ粒サイズの)ホクロをとる程度の大きさなのでいちいち多汗症の説明をしなくても済みます。

 当院では、多汗症以外の胸腔鏡手術も一カ所の皮膚切開(18mm)のみで行っており気胸・転移性肺癌・肺良性腫瘍を治療しています。これらの胸腔鏡手術において胸膜の癒着剥離のため、最悪の場合に皮膚切開を追加せざるを得ない場合がありますが、多汗症の手術で2個目の皮膚切開を必要とした経験はありません。1996年(大学病院)より多汗症の治療を開始して以来、2つの皮膚切開を用いたことはありません。多汗症の手術は日常生活の質的な改善のために行われる手術であることを認識し、当院では術後の審美的な問題・疼痛の問題など出来るだけ負担が少なくなるよう努力してまいりました。そして、現在上記の手術に至っております。
 
胸腔ドレーンチューブはほとんど全く使うことがなくなりました。

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