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多汗症とは? 手掌多汗症

 東京/渋谷 山本兼平クリニック新大阪 兼平山本クリニック 
 ★ 6296例の治療経験
  (2006年9月に) 

てのひらの汗はこのように出ます。(レベル3度:てのひらから水滴が滴り落ちます。)
写真をひとつずつクリックしてください。
(拡大します)
ココまで厳しい汗の人はさすがに少ないです。

顔面頭部の多汗症の
体験談はこちらへどうぞ。

2006年3月10日報道。日本テレビの健康報道番組「からだ元気科」に撮影協力いたしました。

東京/渋谷 山本兼平クリニック新大阪 兼平山本クリニック
 多汗症
は小学校入学以前にすでに発症している人、中学高校くらいから、 あるいは成人し社会人になってから手の汗が極端に増加した人などさまざまです。

 手の汗は元来多かったものの、 社会保険医療の範囲で治療できる疾患(局所多汗症)として厚生労働省から認定されていることを知らずに (病識、すなわち病気という自覚認識を持たずに)過ごしていらっしゃった人が目立ちます。この1年ほどの最近になってインターネットやマスコミでそのような多汗症の治療情報を得、 以来ご自身が病識を持つようになり、情報に触れてはじめて、あるいはご近所の皮膚科の先生に診察を受けて治療できることを知り、クリニックにご相談に来られるのです。 いったん、保険で治療できる疾患として認定されていることを知るやいなや、「以前に増して手の汗が増加してきた。」 「汗が増加して、いてもたってもいられなくなった。」とおっしゃるのが一般的で、多くの人は同様におっしゃいます。

ご相談者様のほとんど全員がこのような経緯を持つといえます。

上の写真のように、一日中てのひらの発汗が持続します。午前中はてのひらは乾いているが、午後になるときまって汗をかく人もいます。

 汗について特に病識が無く意識をしていなかったころから、 「そういえば、いつも手は汗ばんでいて」、とか「握手や字を書くときに困っていた。」などなど、思い出されることも多いと思います。本を読んだり、ピアノをひいたりすると、特に緊張状態 になると、本が濡れ、けん盤にも水滴がついてしまうような状態です。

 人前で緊張すると多量の汗がてのひらから流れ落ちてきてハンカチやハンドタオルが手放せません。汗が気になって物事に集中できない。足の裏の発汗のため素足になれずいつも靴下を履いている。クルマの運転、買い物、 プレゼンテーション、筆記試験などたくさんのことがトラブルになってきます。

 ハンカチが手放せないという表現では言い足りないくらいです。ひどいときには、ほんの1分くらいの間に汗が水滴状に溜まってきますし、手のひらだけでなく、手の甲側の第1関節の部分(DIP joint)にも玉の汗が出て来ます。ですから、ハンカチは常に4枚以上(夏場や試験の時などは5・6枚)は必要です。タオルハンカチもmust have itemです。

 友達、同僚に汗のことを気付かれないように気を遣ってしまうこともおありでしょう。電車に乗るのに切符をたとえ一駅でも持っていられないなど、てのひらの汗は噴き出すように出始めて、一旦、気にし出すと留まること無く、てのひらの汗は水滴になり、汗が滴り落ちることもあります。 いったん汗が出だすと、程度に変化こそあれ、一日中おさまることはありません。
 手足がべたべたで気分が悪いとか、
手を動かせば汗が飛び散ります。毎日の生活すべてが消極的になってしまう傾向があります。

 てのひらから一日中発汗が続いて、消極的な気持ちのまま、恋愛や結婚は自分とは縁のないものと諦めてしまっていた人も複数おられました。

 「命にかかわる病気ではないから、たかが汗くらい誰でも出るよ。気にするから悪いんだ。」と家族から言われても「この手が無ければよいのに。」と自然に思ってしまうほど の人もいるかも知れません。消極的になり、仕事、私生活すべての場面でトラブルとなり続けます。

 不登校、欠勤、引きこもり、いじめ、そして思い詰めててのひらを傷つけてしまうこともあります。家に閉じこもってしまうこどもさん 出席日数が足らず退学してしまった高校生もおられます。(高校中退後、大検に合格し大学を目指して勉強中の人もいます。) 家族に相談しても、「誰でも汗くらい出るよ。」と言われたり、医師に見せても「気にしすぎです。」と言われただけだった人もいました。
 でも、最近では親御さんからの病院へのお問い合わせが急増いたしております。

 中学2年生のお父さまからのご連絡。懇切丁寧にご診断、ご説明を賜り、ありがとうございました。先生の考え方や意見がよく解り、感激したと言ったらよいのでしょうか! うまく表現できませんが、このインターネットを通じて、実際にお会いできて本当に良かったと痛切に感じました。「父親として子供に対して何ができるんや?」と考えると、「悩んでいる時や困っている時に、納得のできる説明をしてやれたかどうか?」だと思っていました。ここ3年間くらい、すっきりしなかった事が、今日をもって先生のお力で解決できました。
帰りの道中、普段無口で、(最近、特に難しい年頃とは思いますが)おとなしい息子が、「お父さん、今日はありがとう。」と言ってくれました。今から、手術後の事を考えると楽しくなるわ!とも言っていました。

 私自身も、今以上に朗らかで、活発な息子を想像して、心から楽しくなりました。本当に、ありがとうございました。

 当時中学2年生だったこどもさんは 、2003年夏の選抜高校野球 兵庫県地区予選に出場されました。

 ほんのちょっとしたきっかけで汗が出ます。クルマの運転、 商談、デスクワーク、読書、駅で切符を買う時、…日常生活のちょっとしたほとんどのことが汗のきっかけになるようです。

 運転していればハンドルを伝って落ちてくるくらい、雑誌を読めば手が真っ黒、歩けば床に染みができるくらい汗をかきます。

 自宅ではあまり気にならない日もありますが、通勤電車の中ですでに発汗が始まり、汗が肘まで伝ってきます。会社にいるあいだ中、汗が止めどなく出続けます。一年中発汗が続く人、また、冬になると少しマシになる人もいます。暖房がきついとまた、発汗します。

 汗をかくから緊張するのか、緊張するから汗をかくのか、ますます緊張し、手が震え、単に汗をかくという表現以上で、常に手から汗が滴り落ちる状態となることもあります。

 現在は保険で治療できる病気としての「局所多汗症」とは知らず、孤独に散々悩んだ末、精神的にもこれ以上続けていくことはできないとひとりで思い悩み、誰にも相談できないまま会社を辞めた人もおられます。

 交感神経の過剰な緊張で、手の血管が収縮し、血行が悪くなるため、てのひらが冷たい状態がいつまでも続きます。手術後に「てのひらがこんなにも暖かいものとは生まれて初めてわかりました。」と皆さん一応に感激されます。

 以上のコメントは全て、多数の患者さんが直接述べられた表現そのままです。これらはすべて交感神経の機能亢進によるものです。

 多くの患者さんは年間を通して悩んでおられますが、4月から10月までの気温が25度を超える暑い季節に、てのひらからの発汗が特に厳しくなる傾向があります。

 中には(少数派ですが)寒い時期に特に発汗がひどくなる人もいらっしゃいます。

 私どもが行う、遮断を最適化した交感神経手術は多汗症の人の汗ばんだ手の汗を改善し、生活の質を飛躍的に向上させます。そしてこれは皆さんが加入している医療保険(国民健康保険、社会保険)で認められている 手術治療です。

  この手術(ETS)は欧米の先進国では半世紀も前から行われてきました。しかし日本で、 多汗症に対する保険医療として認められたのは1996年からです。日本はこの治療が認められた最後の先進国なのです。それ以前は、日本では、 多汗症の人がいることとか、多汗症が治療可能な疾患とは旧厚生省や医師の間でさえ認知されていませんでした。そのころも胸部交感神経遮断術自体は行われていましたがそれはレイノー病などの四肢末梢の血管閉塞を治療するのが目的でした。わたしも1981年にすでに胸部交感神経遮断を神戸の病院でバージャー病(Buerger's disease)の患者様に行っておりました。手指を壊疽から救うため、緊急の手術した。指を切断という最悪の事態から救うため交感神経の完全遮断を行いました。
  手のひらの発汗を抑制するための治療として日本で認められたのは比較的最近なのです。
  多汗症に対する先進国の認識について述べますと、海外文献では、educational, emotional, professional, and social handicap (学問や心の発育を阻害したり、職業によってはトラブルになる、そして社会的にも適応しにくく、ハンディキャップそのもの)というネガティブな方向に強い認識がなされています。


治療の概要

 ●6000のETS手術(交感神経手術)を実施 。
  本邦において最も多くの経験と実績→手術数の 通算6000例(1996年より2006年5月までの10年間で)そして安定した治療成績を有します。 多汗症治療の交感神経手術において、交感神経の遮断レベルを検討して参りました。交感神経の遮断部位への医師の裁量権が認められ、代償性発汗を軽くすることが可能となりました。 交感神経部分遮断については私どもが世界で最初に取り組み成果を上げることができました。そして現在、(代償性発汗を減らす努力をしている)多くの施設で わたしどもの手術方法が採用されております。

 ●独自に開発した手術器具(日米韓 WTO・特許取得済み) なので世界一小さな傷です。胸部交感神経遮断術におけるneedlescopic surgeryの導入
  さらに、脇の下に(剃毛し)2ミリのサイズ1カ所の針穴程度の大きさの手術創で縫合はいたしません。1週間目には傷は、ほとんど判別できなくなり、その1ヶ月後には傷は消失いたします。通院も不要。手術自体、外来で実施できるほどです。世界で最小サイズの傷です。術後の美容の問題、痛みの問題も同時に解決できました。

説明会の予定(多汗症教室)

 ●本当の日帰り治療です。 前日の入院や必要の無い術後の入院はありません。すべて当日です。手術当日はクルマの運転はできません。公共交通機関をご利用ください。手術当日の運転は、もし自動車事故(人身、物損)になれば重大な過失になります。

 2000年7月より、文字通りの日帰りの治療を行い、医療費(入院 にかかる費用,食事、差額ベッド代など)治療の自己負担額をコストダウンしています。 前日からの入院は全く不要です。手術の時刻に合わせてご来院ください。
 例外的なケースを除き手術後も入院は不要です。そのまま帰れます。ご勤務先とのお仕事の調整など、入院に伴う煩わしさが一切ありません。(しかも土 ・日の手術です。)

 ●手術は土曜もしくは日曜 ・祝日に行います。(平日の手術も個別に対応致します。)
 
手術当日(土・日手術です)のご帰宅が基本です。したがって、治療費の自己負担額はもっとも少なくてすみます。手術翌日からの通学、通勤が普通です。

  ●患者さまの様々な生活環境を考慮して、自由診療での対応も行っています。

東京/渋谷と新大阪での日帰り手術のアドバンテージ
 

東京/渋谷と新大阪での
日帰り手術のアドバンテージ
治療のあるべき ビジョン

しばらく更新していませんがフルに学会活動を行っています。

最近の学会活動(多汗症関連では)、(予定も含む)

●第30回ペインクリニック学会関西地方会7月1日2000年
胸部交感神経遮断シンポジウム シンポジストとして招待 参加。(兼平)  大阪市中央区北浜

●日本呼吸器外科学会総会(徳島市)5月25-27日
シンポジウム(山本)

●第7回国際内視鏡外科学会(シンガポール)6月1日から4日2000年
(山本、兼平)

●日本臨床外科学会(東京)11月99年 

●第4回胸腔鏡下交感神経遮断研究会 発表 98年9月 神戸市

●第5回胸腔鏡下交感神経遮断研究会 発表 99年10月 佐賀市

●第6回胸腔鏡下交感神経遮断研究会 発表 2000年10月14日広島市

●2001年度 日本外科学会(仙台) シンポジウム発表

日本胸腔鏡下交感神経遮断研究 幹事 兼平暁夫
日本胸腔鏡下交感神経遮断研究 幹事 山本英博

●4th International Symposium on Sympathetic Surgery 発表 2001年6月28-30日 Tampere,Finland

●6th International Symposium on Sympathetic Surgery 発表 2005年5月4-6日 Vienna, Austria

●そして、今後とも 各年度の日本胸部外科学会総会、日本外科学会総会 、内視鏡外科学会、呼吸器外科学会、日本胸部交感神経遮断研究会 などのメジャーな学会、研究会など。

★★★Hidehiro Yamamoto, Akio Kanehira, et al.
Needlescopic Surgery For Palmar Hyperhidrosis
The Jounal of Thoracic and Cardiovascular Surgery August 2000
volume 120, Number 2276-279

手術に関する学術文献の一部

Key Wordsは以下をご使用下さい。
 thoracoscopy・sympathectomy・hyperhidrosis・palmar skin temperature・T-2 sympathectomy・sympathectomy・palmar hyperhidrosis・sympathetic innervation・autonomic nervous system・Endoscopic thoracic sympathectomy・ETS

Drott C, Gothberg G, Claes G.
Endoscopic transthoracic sympathectomy:An efficient and safe method for the treatment of hyperhidrosis.Journal of the American Academy of Dermatology
1995;33:78-81

Kao MC, Lin JY, Chen YL, et al.
Minimally Invasive Surgery: Video Endoscopic Thoracic Sympathectomy for Palmar Hyperhidrosis.Annals Academy of Medicine Singapore 1996;25:673-8

Lu K, Liang CL, et al.
Change of bilateral palmar skin temperature in transthoracic endoscopic T-2 sympathectomy. J. Neurosurgery (Spine 1) 2000;92:44-49

Johnson JP, Obasi C, et al.
Endoscopic thoracic sympathectomy.J. Neurosurg(Spine 1)1999;91:90-97

Reardon PR, Preciado A, Scarborough T, et al.
Outpatient endoscopic thoracic sympathectomy using 2-mm instrument.Surgical Endoscopy 1999;13:1139-1142

Erak S, Sieunarine K, et al.
Endoscopic Thoracic Sympathectomy for primary palmar hyperhidrosis: Intermediate term results.Australia New Zealand Journal of Surgery 0999;69:60-64

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