大好き!五つ子6


第26回〜第30回

第26回
8月23日(月)
 今日は拓也の野球の試合がある。しかもダブルヘッターで2試合すると言うが、心なしか拓也に元気がない。慎吾も心配そうに拓也を見ている。そして、いつものように桜井家のにぎやかな朝食タイムがはじるが、今日は会話の合間合間に「おせっかい」という言葉が、妙によく出てくる。

 慎吾:「拓也、試合がんばれよ。」
 樹里:「Go!Go!拓也!!」
 拓也:「ありがとう。」
 パパ:「おい、拓也、どうしたんだ?元気ないじゃないか。」
 拓也:「そんな事ないよ。」
 パパ:「三振してもいいから、ブンブン振って来い!」
 拓也:「うん、行って来まーす。」
 ママ:「待って、拓也。・・・はい、お弁当。」
 拓也:「えっ、今日パン買うからお弁当いらないって言ったじゃん。」
 ママ:「でもパパの分作るついでだったから・・・2試合もあるのに
     パンだけじゃ力出ないと思って・・・」
 拓也:「直樹たちとカレーパン買う約束してたのに・・・」
 ママ:「そうだったの?ごめんね、じゃあママこれお昼に食べるから
     気にしないで。」
 パパ:「拓也、まぁ、そう言うなよ、せっかくママが作ってくれたんだから。」
 美穂:「そうよ、拓也のこと思って作ってくれたのに。」
  剛 :「美穂たまにはいいこと言うね。」
 美穂:「”たまには”は余計よ!」
 拓也:「わかったよ、じゃあ行って来ます。」
 全員:「行ってらっしゃい。」
  剛 :「じゃあ今日の当番確認するね。」
 美穂:「あぁ、あたしパス。」
  剛 :「えっ!?」
 美穂:「さっき、まりなちゃんたちと約束したから。」
  剛 :「そうなの?」
 紀香:「随分急だねぇ。」
 美穂:「そうなのよ、だけど断れなくてさ。」
 慎吾:「ゲッ!じゃあ今日はたったの3人かよ。」
 樹里:「樹里もいるよ、忘れないでね。」
 慎吾:「そうだったね、ゴメンゴメン。」
 パパ:「まりなちゃんたちとどこへ行くんだ?」
 美穂:「駅前で、最後のバーゲンやってるから付き合うの。」
 慎吾:「なぁんだ、遊びに行くんじゃねぇか!」
 美穂:「違うわよ!小物とかコーディネートしてあげるの。
     遊びじゃないわよ。」
 慎吾:「チェッ、余計なお世話なんじゃないの?」(パンを引きちぎる)
 美穂:「慎吾いっぱいこぼしてる!汚いわね。来年は中学生なのよ、
     恥ずかしくないの?」
 慎吾:「うるっせぇな!ほっといてくれよ。」
 美穂:「何よ!その言い方!!」
 慎吾:「余計なお世話なんだよ!」
 ママ:「やめなさい慎吾、美穂の言う通りよ!もう少し行儀良くしなさい。」
 美穂:「ほ〜ら怒られた。」
 慎吾:「うるせぇ!!」
 パパ:「いい加減にしろ・・・あいててて・・・」
 紀香:「パパ、さっきからどうしたの?」
 パパ:「ん・・・んん・・・何かさぁ、寝違えたみたいなんだよ。
     参っちゃったなぁ。今日はパパも練習試合があるのに。」
 慎吾:「別にパパが試合する訳じゃないじゃん!」
 パパ:「そりゃそうだけどさぁ。」
 ママ:「ねぇ、湿布した方がいいんじゃない?」
 パパ:「あぁ・・・」
 美穂:「あーっ、あたしマッサージしてあげる。」
 慎吾:「や。やめろよ、美穂!」
 紀香:「剛の方が上手いんじゃない?」
  剛 :「僕やろうか?」
 美穂:「いいのいいの、学校の友だちのこと、治してあげた事
     あるんだからさ。寝違いなんてね、ちょっと乱暴に動かした
     方がいいのよ!」
 パパ:「いいよ美穂。」
 美穂:「いいのいいの。」(”ゴキッ”と首を動かす)
 ママ:「パパ!」
 美穂:「ほ〜ら、治ったでしょ?」
 パパ:「・・・・・・痛い・・・・・・」
 美穂:「うそーーっっ!」
 慎吾:「ほ〜らみろ、だから余計なおせっかいだって言っただろ?」
 美穂:「ゴメン!パパ・・・」
 パパ:「いいよいいよ、大丈夫、大丈夫。」

 朝から、「おせっかい」だの「余計なお世話」だのと普段あまり桜井家では聞き慣れないセリフが飛び交う。そんな中、桃子ママは、スーパーでおじいさんの荷物を持ってあげようとして「おせっかい」だと怒鳴られる。その日の昼食時、今度は美穂が「食欲がない」と言って部屋にとじこもり、紀香と桃子ママが美穂を心配して色々と世話を焼くが、逆ギレした美穂にも「おせっかい」と言われ落ち込んでしまう。そして、皆が外出し、美穂が一人残った桜井家に岡村さんが訪ねてきた。桃子の顔が見たくて寄ったのだという。美穂はおせっかいな桃子のどこがそんなに良いのか、と岡村に尋ねると、桃子ママのおせっかいは、自己満のおせっかいではなく、心から相手のことを思いやってのおせっかいであり、そんな桃子ママと一緒にいると、「自分も暖かい気持ちに包まれている気持ちになる」と言われ、桃子ママに取った態度を反省する。実は美穂も、まりなちゃんにアクセサリーを買う時に、まりなちゃんの気持ちも考えず、自分の思いを押し付けたような形で、美穂の思うアクセサリーを選んであげたら「おせっかい」と言われてしまったらしい。

 〜今日のひとこと〜
 今日のメインストーリーは、間違いなく美穂だったんだけど、ここではPANDORAバージョンで、慎吾のセリフが多い場面をピックアップしてしまいました^^;
何かPart6は今までのシリーズに比べて、美穂vs慎吾のケンカの場面が減ってるって思いません?
第27回
8月24日(火)
 最初いきなり桃子ママの「結婚!?」の驚き顔のアップからのスタート。岡村さんは結婚が決まり、桃子ママと良介パパに仲人を頼みに来たのだった。もちろん未経験だし責任重大な役目なので、2人は悩む。岡村さんの結婚を聞いて興奮する女の子たち、それに対し男の子は各自妄想の世界に浸っていた。

 美穂:「ちょっとぉ、みんなどうしちゃったのよぉ!」
 拓也:「岡村さんの花嫁姿って綺麗だろうなぁ・・・」
     (妄想に入る・・・神前式で三々九度をしている・・・)
 美穂:「拓也ぁーっ!!」
 慎吾:「いいなぁ、あんな綺麗な人と結婚できて・・・」
     (妄想に入る・・・チャペルウェディングでケーキカットをしている・・・)
 美穂:「慎吾ぉーっ!!」
  剛 :「そっかぁ、岡村さん結婚するんだぁ・・・」
     (妄想に入る・・・海外挙式でハワイアンを歌っている・・・)
 美穂:「剛ぃーっ!」
     (一人ずつ頭を叩かれる)
 美穂:「何ボ〜ッとしちゃってんのよ!あんたたちが岡村さんと結婚
     できる訳ないでしょ!」
 拓也:「ねぇ美穂、岡村さんって、どんな人と結婚するの?」
  剛 :「何やってる人なの?」
 美穂:「それが笑っちゃうんだけど、中学校の先生なんだって。」
 慎吾・拓也・剛 :「先生!?」
 紀香:「きっとパパみたいに優しい人なんだろうね。」
 美穂:「岡村さんも”ママみたいな人になりたい”って言ってたからねぇ。
     きっと好みも似てるのよ。」
  剛 :「美穂はどんな相手と結婚するの?」
 美穂:「あたし?あたしはねぇ・・・背が高くてカッコよくて、半端じゃない
     お金持ちであたしを自由にしてくれて、あたしを心の底から
     愛してくれる人。」
     (気がつくと誰もいなくなってる)
 美穂:「ちょっとみんなどこ行っちゃったのよ〜っ!」

 ・・・と、岡村さんとの結婚妄想はこれで終ったが、夕方、周平おじさんが良介パパを相談があると公園に呼び出し、ラーメン屋を始めようとして払ったお金が半分しか戻ってこなくて、恵おばさんが自分を避けているような気がするんだけど、どうしたらよいだろうと相談した。これ以上心配をかけたくないから桃子ママには内緒にして欲しい、という周平おじさんの頼みもあり、良介パパは卒業生からの相談事だとつい、ウソをついてしまう。その上「あんまり他人には話したくないんだ。」と言ってはいけない言葉を口にしてしまい、とうとう桃子ママも戦闘モードのスイッチが入ってしまう。
 そして次の朝、桜井家の居間には、重〜い空気が漂っていた・・・

 拓也:「パパとママ、今朝から何回会話した?」
 紀香:「”おはよう”と”パン何枚食べる?”と・・・」
  剛 :「いただきまーす。」
 慎吾:「それは会話じゃないだろ?」
  剛 :「そっかぁ・・・」
 拓也:「とにかく、ほとんど話してないよな?」
 慎吾:「こんな事なんかなかったよなぁ・・・」
  剛 :「何でケンカしてんのかなぁ?」
 紀香:「昨日まではあんなにアツアツだったのにねぇ。」
 美穂:「たまには夫婦喧嘩も刺激になっていいんじゃないの?」
 4人:「よくないよぉ!」
 ママ:「じゃあ行ってくるわね。あとみんなよろしくね。」
 4人:「行ってらっしゃ〜い。」
 樹里:「行ってらっしゃい。」
 ママ:「樹里ちゃん、行って来ます。」
 慎吾:「やっぱりマズイんじゃないの?」
  剛 :「ママの方が怒ってるみたいだね。」
 紀香:「パパ何やったのかなぁ・・・」
 拓也:「仲人どころじゃないよぉ。」
 美穂:「大丈夫よ、ほっといてもそのうち仲直りするって。」
  剛 :「何でわかるの?」
 拓也:「何か根拠あるの?」
 美穂:「女のカンよ!決まってんでしょ。」
     (気がつくとまたまた誰もいない)
 美穂:「ちょっとぉ、あんたたちいっつもいっつも!人の話最後まで
     聞きなさいよ!」

 ・・・とまぁ、”親の心子知らず”・・・とは逆に”子の心親知らず”と言った感じで、ふたりの冷戦は続く。でも、そこへ桃子ママから今の状況を聞いた千絵子おばあちゃんが、やってきて、良介パパのしている事は、周平おじさんが恵おばさんにしている事と一緒なんじゃないか?って言われ、ハッと、お父さんとの約束を思い出し、楠木家にいる桃子ママの所へ飛んで行き、隠していたことを全部桃子ママに話す。お父さんとの約束とは、”ウソで桃子ママを悲しませることだけはしないで欲しい”というたったひとつだけの約束だった。そして、2人の間のわだかまりも消え、いつものラブラブ夫婦に戻って、2人仲良く桜井家へ帰って来た。もちろん岡村さんの仲人も引き受けることにした2人だった。

 〜今日のひとこと〜
 今日は何と言っても、慎吾ファンには永久保存版になるであろう、慎吾の花婿姿・・・後の2人は何となく笑いを取りに行ってるような感じもしたんだけれど、慎吾はバリカッコ良かった・・・^^;いやいや、とってもカッコ良かったよね*^^* でも今まで硬派だった慎吾のイメージが、今回は由佳ちゃんとか今日の岡村さんとか、軟派なイメージに変わって来てるよね^^;
 ところで、菊池コーチは一体どうなるんだろう???

第28回
8月25日(水)
 今日は朝から、さーちゃんが面接の結果を待っている。今回は今までとは感触が違っていたらしいが、待ちに待って、結果はやはりNG・・・そこへ桃子ママが帰って来て、店長からパートの人が急に辞めてしまったので、さーちゃんはどうか?という話を持って帰ってきた。本格的な仕事をする前のウォーミングアップだと、軽く考えたさーちゃんは、OKの返事を出し、桃子ママが働くスーパーでともにパートとして働くことになった。その夜は「仕事」について考えながらの夕食になっていた。

 パパ:「さーちゃん、パートはいつまでやる事になってんの?」
 小百合:「あぁ、とりあえず来月いっぱいってことになってるんです。
      その後は新しい人が入るらしくって・・・ねっ、お姉ちゃん。」
 桃子:「・・・そうね・・・」
 拓也:「何だ、ずっとやれるんじゃないのか。」
 紀香:「続けられればいいのにねぇ・・・」
 美穂:「いいのいいの。さーちゃんはキャリアウーマンになるんだから、
     ずっとパートじゃダメなのよ!ねっ、さーちゃん。」
 小百合:「まぁね^^;」
 慎吾:「でも、よくわかんないなぁ、どういう仕事がキャリアウーマン
     なのか・・・」

 美穂:「カッコいい仕事に決まってるでしょ!デザイナーとかぁ、
     通訳とかぁ・・・」
 小百合:「別にカッコよくなくてもいいのよ。やり甲斐があって、
       生きてるって実感の湧く仕事だったら。」
 パパ:「生きてるって実感・・・」
  剛 :「それってどんな仕事?」
 拓也:「さーちゃん、何がやりたいの?」
 小百合:「それが見つかんないから困ってんのよねぇ。でもそのうちに、
      絶対見つけるわっ!」
 樹里:「パパみたいに?」
 小百合:「そうね、パパに負けないような自分が出せる仕事、早く
      見つけなくちゃ。」
 美穂:「がんばれ、さーちゃん。」
 小百合:「ありがとっ^^」

 そして就寝前のくつろぎタイム、子ども部屋では、みんなで将来やりたい仕事を語り合っていた。

 美穂:「生きてるって実感できる仕事かぁ・・・さーちゃん、ニューヨークに
     住んでただけあって、いいこと言うわねぇ・・・」
 慎吾:「そうかなぁ・・・よくわかんないなぁ。」
 紀香:「慎吾は、何をしている時が生きてるって実感する?」
 慎吾:「決まってんじゃん!サッカーだよ!!」
 紀香:「そっか、慎吾はサッカー選手ひとすじだもんね。」
  剛 :「さーちゃんも、そういう仕事見つけたいのかぁ。」
 慎吾:「そういうことかぁ。」
 美穂:「のんちゃんはダンサーでしょ?」
 紀香:「うん・・・それもあるけど、とにかく世界に出て行って、色んな
     国の人とお話できる仕事がいいなぁ・・・」
 拓也:「僕も!だから英語は絶対にマスターしないと!!」
 紀香:「そうだよね^^」
 慎吾:「剛は?」
  剛 :「僕?おばあちゃんの腰をマッサージしてる時が幸せな感じが
     するんだけど。」
 紀香:「じゃあ剛はマッサージ師になるの?」
  剛 :「どうかなぁ・・・?」
 慎吾:「トレーナーだよ!剛、試合の前にチームのみんなにマッサージ
     するのが上手いじゃん!」

  剛 :「トレーナーかぁ・・・」
 美穂:「剛、向いてるかもね。」
  剛 :「そうかなぁ。」
 拓也:「美穂は?」
 美穂:「へ?」
  剛 :「えっ、ミステリー作家じゃないの?」
 慎吾:「ファッションコーディネーターだろ?」
 紀香:「へっ!?最年少で芥川賞取るんじゃないの?」
 拓也:「なぁんだ、美穂が一番決まってないじゃん。」
 慎吾:「気が多いからなぁ、美穂は。」
 美穂:「それだけ可能性を秘めてるってことよ!21世紀を生き残るのは
     マルチな人間なんだからぁ!!」
     (美穂を無視して拓也と剛、慎吾と紀香でそれぞれ話をしている。)
 美穂:「もーーっっ!」
     (って机を叩こうとするが、それをさえぎって樹里が・・・)
 樹里:「私、パパのお嫁さん。」
 5人:「えーーっっ!?」
 慎吾:「樹里ちゃんねそれはちょっと無理だよ。パパのお嫁さんは
     さーちゃんなんだから。」

  剛 :「ママがこまっちゃうよ?」
 樹里:「ノープロブレム!ママと3人で暮らすもん!」

 そして次の日、昨日「オイキムチ」の作り方を聞かれるが答えられなかった時のお客さんが再びやって来た。前日の店長の指示通り、すぐに店長に知らせに行き、何をするのかとおもいきや、店長はそのお客さんのために、「オイキムチ」の作り方を調べて、レシピを作っていたのだ。なぜそんな事までするのか理解できない小百合は、店長に直接聞いてみる。そして店長の答えは”店長は、お客様に喜んでもらえるのが嬉しい。お客様から「ありがとう」って言われると、自分も幸せな気持ちになるから。”との事。その話を聞いた小百合は、今まで自分が認めてもらうために仕事をしようとしてたこと。また西園寺さんが、なぜそこまでカメラマンの仕事に力を入れているのかが、少しわかり、また一つ成長したのであった。

 〜今日のひとこと〜
 ここ最近、美穂のアップからのセリフで、カメラが引いた時、誰も美穂の話を聞いてない!ってなパターンがよく使われていますね^^ 自分の思いを力説していて、気がつくと部屋には誰もいなかった・・・って事もあったけど、みんなが部屋を出て行くのに気がつかないなんて有り得なぁ〜い*^^*

第29回
8月26日(木)
 西園寺さんから小百合に手紙届いた。内容はまだわからないが、小百合の顔色が一瞬にして変わった事は間違いない!そしてその日の朝も、いつものように家事をこなしている五つ子たち。もうすぐ、樹里の誕生日なので、みんなは「プレゼントは何がいい?」と尋ねるが、樹里は「パパがいい」と答え、五つ子&桃子ママに重い空気がのしかかる。

 ママ:「あなたたちホントによくやってくれるわねぇ、どうもありがとう。」
 慎吾:「何言ってんだよ、当たり前だよ!『ありがとう』なんて言われると
     何か背中がかゆいよ。」

 ママ:「ごめんごめん^^」
 紀香:「夏休みもあと少しだねぇ・・・」
 拓也:「始めは大変だって思ったけど、あっという間だったね。」
  剛 :「ホント。」
 慎吾:「あぁ〜、小学生最後の夏休みが終っちゃう。」
 美穂:「あたしの青春返してぇ〜;o;」
 ママ:「ごめんねぇ・・・ねぇみんな、宿題は大丈夫なの?お手伝い
     してくれるのは嬉しいんだけど、宿題が残ってるんだったら
     優先させてね。家のことはママが帰ってからやるから。」
 拓也:「大丈夫、心配しないでよ。」
 紀香:「お手伝いのせいで、宿題が出来てない・・・なんて事だけは
     やめにしようねって5人で約束したの。」
 ママ:「そう^^」
  剛 :「あーっ!僕まだ漢字の宿題が残ってた!!」
 美穂:「なぁーにやってんのよーっ!」
 拓也:「美穂は全部終ったの?」
 美穂:「終ったわよ!・・・・・・算数以外は・・・
 4人:「美〜穂っ!」
 ママ:「ふたりともっ、31日に残さないようにしなさいね。」
 美穂・剛 :「はぁーい・・・」
 紀香:「あっ、そう言えば、樹里ちゃんの誕生日ってもうすぐじゃ
     なかったっけ?」
 慎吾:「そうだよ!樹里ちゃんの誕生日は、えーっと・・・確か・・・」
 樹里:「9月1日!」
 5人:「だよねぇ〜。」
 ママ:「そうだったわよねぇ、色々あってうっかりしてたわぁ・・・
     ごめんなさいね樹里ちゃん。」
 樹里:「まだ過ぎてないよ^^ ノープロブレム!」
 美穂:「ねぇねぇ樹里ちゃん、プレゼント何が欲しい?」
 慎吾:「何でも言っていいよ。ベッカムのTシャツ? 日本代表の
     ユニフォーム?」

 美穂:「それは慎吾の欲しいものでしょ!」
 慎吾:「そっかぁ・・・」
 樹里:「私、パパがいい!」
 5人:「えっ!?」
 樹里:「お誕生日までに、パパに帰って来てほしい!それが一番!!」
 ママ:「樹里ちゃん・・・」

 重い空気にもがき苦しむ五つ子たち。更に樹里が「パパが来るように」と言っててるてる坊主を作り始め、さすがの五つ子たちも、もうどうしようもなく、さーちゃんにニューヨークに帰るよう直訴したり、千絵子おばあちゃんにニューヨークの新聞社に電話してほしいと頼んだり、最後にはパパにまで「パパがニューヨークに行って来て!」と言う始末・・・でも五つ子たちや良介パパ、桃子ママの知らない所で、小百合と西園寺さんの夫婦の絆が、どんどん音を立てて崩れ始めている。

 〜今日のひとこと〜
 今日は全体的に重いシーンが多かったですねぇ。樹里ちゃんがあどけない演技をすればするほど、どんどん重く感じてしまいました。それだけ樹里ちゃんや五つ子たちの演技がうまいって事っすよね*^^*
 ・・・にしても、さーちゃんに届いた手紙の内容がとってもとっても気になって、今夜は眠れそうにないような気がする・・・^^;

第30回
8月27日(金)
 千絵子おばあちゃん主催の樹里バースデーパーティーは、ことごとく樹里のパパへの思いの壁を打ち崩す事ができず、返って全員が辛くなってしまった。ソ飲む派ティーの帰り、郵便受けに樹里宛てに西園寺さんからの封筒が届いていた。中にはバースデーカードと、今は北海道の帯広にいるんだけど、樹里と一緒に誕生日を祝えないことをわびる手紙が入っていた。パパもママも千絵子おばあちゃんも”最後はさーちゃんが決める事!”と言っている以上、相談しても、樹里がパパに会える可能性は0%に近い。しかもさーちゃんが西園寺さんとやり直す気がないと思っている五つ子たちは大人たちには内緒で樹里を帯広に連れて行き、パパに会わせてやろうと策を練る。

 拓也:「樹里ちゃん眠ったよ。」(5人でさーちゃんの部屋へ移動する。)
 慎吾:「どういう事だよ、美穂?」
 紀香:「なんでバースデーカードのこと、みんなには内緒にしておくの?」
 拓也:「どういう意味があるんだよ。西園寺さん、北海道にいるんだよ。
     八千代牧場って所で仕事してるんだよ?」
 慎吾:「すぐみんなに『北海道へ行こう。』って言わなくちゃダメだろ?」
 美穂:「あんたたち、あのカードに書いてあったこと、覚えてないの?」
 慎吾:「覚えてるよ、”今年は一緒にお祝いしてあげられなくて
     ごめんね”って・・・」

 紀香:「”仕事で北海道に来ています。”とも書いてあったよ。」
 美穂:「そこじゃないわよ!”いい子で、大樹の素敵なお姉さんに
     なるんだよ”って書いてあったでしょ?でもさーちゃんの事は
     ひと言も書いてなかったじゃない。肝心なのはそこよ!」
 拓也:「どういう事?」
 美穂:「西園寺さんは、もうさーちゃんとはやり直す気持ちがないって
     事よ。だからあんなこと書いたのよ。もう離婚は確定的よ!」
 拓也:「そうかなぁ・・・?」
 慎吾:「仕事が忙しいからそう書いたんじゃないの?」
 紀香:「あんまり家にいられないしね。」
 美穂:「違うわよ!西園寺さん北海道にいるのよ、始めに成田空港に
     着いたハズでしょ? さーちゃんたちに会いたいんだったら、
     なんで東京に寄らないのよ、変じゃない!」
 慎吾:「時間がなかったのかも知んないだろ?」
 美穂:「成田から電話くらいできるでしょ!なんでかかってこないのよ!」
 慎吾:「それは・・・」
  剛 :「美穂の言う通りだよ。」
 紀香:「剛・・・」
  剛 :「僕・・・今朝聞いちゃったんだ。」
 拓也:「何を?」
      (さーちゃんが「あたしたち、もうやり直せないかも・・・」
       っていう所の回想シーンが流れる)
 慎吾:「さーちゃんがホントにそう言ったのか?」
  剛 :「・・・うん。」
 拓也:「そんな大事なこと、なんでもっと早く言わなかったんだよ!」
  剛 :「だって、誕生日パーティーなのに・・・言えなくて・・・」
 紀香:「・・・そうだよね・・・」
 美穂:「これで離婚は確実になったわね。」
 拓也:「どうしよう。」
 慎吾:「バースデーカードのこと、さーちゃんに言おうよ!
     考えなおしてもらおうよ!」

 美穂:「そんなことしたら逆効果でしょ?」さーちゃんのこと、
     ひと言も書いてなかったのに・・・最悪よ!」
 慎吾:「そっかぁ・・・」
 紀香:「樹里ちゃん・・・パパに会わせてあげたいね。」
 拓也:「やっといる場所がわかったのに・・・」
 慎吾:「何とかして、北海道に連れて行ってあげたいなぁ。」
  剛 :「うん・・・」
 紀香:「あっ、ママに話そうよ。ママなら、どうすればいいか
     考えてくれるかも。」
 拓也:「あっ、そうだね、ママならすぐに”北海道へ行こう”って
     言ってくれるかもかも知れないよね?」
 美穂:「ダメダメ、ママとパパも言ってたでしょ?”最後に決めるのは
     さーちゃんだ”って・・・そのさーちゃんが決心しちゃってるん
     だから無駄よ!」
 慎吾:「じゃあ、パパもダメかぁ・・・」
 拓也:「あっ、おばあちゃんは?おばあちゃんなら、樹里ちゃんを
     北海道へ連れて行ってくれるかも知れないよ。」
 紀香:「そうだね、おばあちゃんに相談しよ。」
  剛 :「おばあちゃんもきっとさーちゃんに話しちゃうよ。
     もうケンカなんて嫌だよ!」
 慎吾:「ケンカしても樹里ちゃんの為に北海道に行ってくれるかも
     知んないだろ?」
  剛 :「僕、もうケンカしてほしくないよ!」
 慎吾:「何いってんだよ!」
 美穂:「もぅ、わかった!じゃあカードの事は話さないで相談してみよ。」
 慎吾:「どうやって?」
 紀香:「そんなことできる?」
 美穂:「頭を使うのよ!剛、一緒に行こっ。」
  剛 :「うん。」
 拓也:「樹里ちゃん、パパに会わせてあげたいよな。」
 紀香:「うん、日本にいるんだもんね・・・外国じゃないんだもん!」
 慎吾:「でも北海道だよ?遠いぜ!」
 3人:「ハァ〜・・・」(ため息をつく)

 結局、千絵子おばあちゃんも桃子ママと良介パパとおんなじ考えであることがわかり、落胆する五つ子たち・・・そこで転んでもただでは起きない美穂・・・またまたいつものごとくに、パパやママには内緒で、自分たちだけで、樹里を北海道へ連れて行こうと言い出す。そんなこと話にならないと部屋を出て行く慎吾と拓也と紀香・・・以外にも美穂の仲間についたのは剛だった。
 そんな仲間割れしてる時に由佳が新しいお父さんと食事をした報告にやって来た。美穂はこのチャンスを逃すハズはなく、由佳を部屋に連れ込んで、自分たちの計画を打ち明ける。すると以外にも、由佳は、美穂の意見に賛成だった。自分もお父さんがいないから、樹里の気持ちはよくわかるのだった。由佳が美穂の意見に賛成した事により、慎吾と拓也も手のひらを返したように協力的になる。仕方なく紀香も協力することになり、再び一致団結して、「樹里ちゃんを北海道へ連れて行こう計画」が始まった。しかし、五つ子たちの今持っているお小遣いだけでは、北海道なんて到底行ける訳はなく、最後の希望を絶たれた時、由佳が6万という大金を持ってやって来た。はてさてどうなる事やら・・・

 〜今日のひとこと〜
 今年も恒例のエンディングになりました。去年はおばあちゃんを湯河原の温泉に連れて行ってあげたくて、パパやママには内緒の計画を立ててたし、一昨年は確かリチャードとカレンをおばあちゃんに会わせてあげたくて、本当の目的を隠して上野に行ったりしてたよなぁ・・・そろそろ学習しようよ・・・みたいな^^;