阪神競馬土曜 〜浮き足立つ競馬歴5年〜
受験旅行1日目(2.23)午後、阪急仁川駅→1日目終了

馬券おやぢでごった返す阪急今津線に揺られること約7分。阪神競馬場に最も近い阪急仁川駅に到着。
この駅に着くとほとんどの人間が降りてしまい電車の中は淋しく宝塚に行く人間のみが残る。
自動改札を通すとなぜかそこにJRAの職員が立っており地図には載っていなかった地下道に誘導される。
どうやらその地下道というのは去年の12月、最後の阪神開催に合わせて建設されたもので
去年の阪神開催に顔を出さなかったものは常連でさえも知らない、ごくごく新しい地下道だったのだ。
便利といったら便利だが(雨降ったときに傘ささなくていいしね)徒歩5分分の地下ルートを造るのは
莫大なお金がかかったんだろうな、それなら馬券控除額(掛け金の25%はJRAに納められる)を
何とかして20%ぐらいに安くして払い戻し用の金額を上げてもらえないだろうか、と思った。
(まぁ年間4兆円も売り上げる超優良企業に足を向けるなんてことはできませんが)
阪神競馬場についたときにはだいたい4レースの本馬場入場が行われていた頃でパドックには
5レースの馬もまわっておらずパドック周辺は土曜ということもあり非常にがらんとしたものだった。
阪神のパドックは京都みたいに真ん中に木が植え込んでいるわけでもないので写真がとりやすいのか
と思ったらところがどっこい(死語)後ろの人間も見やすいように大学の講義場のようにほり込まれており
カメラのズームを考えて一番前で写真を撮ると・・・このように(写真は5Rで◎を打ったブレーブテンダー)
非常に真ん中の白い柵が邪魔なのである。そうこうしている内に5R、障害オープンの出走馬が登場。
この目でサラブレットをこんなにも近くにながめることは初めてのことでその大きさに感動してしまった。
しかも当日は晴で日の光が馬体に照り返して馬体がぴかぴかしていた。非常に美しい、カコイイ(・∀・)!
平場での実績が光りパドックでもダントツの一番人気イブキマンパワーよりもよく見えたブレーブテンダーが
本命。対抗に先述のイブキマンパワー、そして新聞であらかじめ決めたギルテットエージを馬連BOX購入。
(写真でぶれたり暗かったりピンぼけなのは私の技術不足とデジカメの普通のカメラよりも露出時間が長いのと
感度が低いため。走っている馬を撮るとこんなにもぶれてしまう。すいません。)
そしてレース。障害レース芝→ダート3140Mは向こう正面からスタートし逆回り→たすき→順周り
なのでゴール板前に陣取っていた自分からはゴール前100メートルぐらいしか見えなかった。
それ以外の時間はターフビジョンでレースを確認。スタートしてからしばらくは先頭が入れ替わりしていたが
途中からビッグハンターが先頭に立ち後続をすーっと引き離していった。そう人気のない馬だったので
しばらくしたらばてるだろうと思っていたら直線に入って粘る粘る。手応えが無くなって
ブレーブテンダーが襲いかかりイブキマンパワーがとらえようとしてもなかなか捕まらない。
結局ブレーブテンダーだけが突き抜けビッグハンターが2番手でゴールイン。300円スってしまった。
5レースの後は昼休み。何を食べようかと思って右へ左へうろうろしていると放送が。
「本日東ウイング一階において吉野屋が開店セールを実施いたしております・・・うんぬん」
で、吉野屋に行ってみたらやはりそれなりに人間が多かった。開店セールの品物は牛丼大盛り+お新香
が530円から500円になっているだけだった。せこいぜ。しかも並盛りもなく、牛鮭弁もない。
生意気につゆだくねぎだくぎょくなんてことは言えたもんじゃない。しょうがなくその500円のを食べる。
一般の吉野屋よりも大盛りのくせに大して大盛りでなく手抜き感が満ちあふれていた。
やはり一度に何人も相手にするとなるとクオリティーが下がってくるのは仕方のないことなのであろうか。
店員の数は他の店舗が3人くらいで切り盛りしていたのに吉野屋だけなぜか20人が動く場所もなく
大声出して太めのあにきが働いていたのは流石吉野屋というべきかなんというか・・・
6レースは新馬戦。開幕週の芝2000メートルということもあり遅ればせながら
ダービー狙っちゃうよん、なんて言う各厩舎の秘蔵っ子が出てくる結構重要なレースだ。
で、ここでのダントツの一番人気は父凱旋門賞馬、母桜花賞馬、2つ上の兄ダービー馬、1つ上の兄皐月賞馬
という新馬戦ぶっちぎっても知らないよという超高級血統の持ち主アグネスプロトン(1、2、3)。
2番人気は武豊騎乗のこの時期よく走るシルヴァーホーク産駒のシルヴァーアピール。
他には調教で動いたライアンスズカなんていうのもいたがこの上位2頭で揺るがないだろう
ということでアグネスプロトンの記念単勝とシルヴァーアピールとの馬連500円購入。
そしていつものようにゴール前に出てきてレース観戦。芝の2000Mは正面スタンド前からスタート。
先行争いはどうかなーと思っていたらすーっとシルヴァーアピールが出てきてその後に
期待を受けたアグネスプロトンが続く。その期待のうけようはただ写真を撮るだけに来て、
カメラボックスの上に立ちみんなからの反感を買うようなカメラ小僧の超望遠レンズの動きから
すぐに分かった。やはりこの2頭で決まってしまうのかという勢いで4コーナーに入ったところで
アグネスプロトンの河内の手がかすかに動く。ずぶい馬なのかなーと思っていたら直線半ばで
ズルズルと後退。そして抜け出した形になったシルヴァーアピールも4番人気レガシーパーパスに
差しきられるという600円も奮発して出したわりには泣きたくなってくるような結果。
やっぱりどんな優良牝馬も駄馬を生ませてしまうエリシオの力は偉大なのか。
ダンスパートナーもアイドリームドアドリーム(エアシャカール、エアデジャヴーの母)も
プライムステージでさえもこのまま犠牲にされ続けてしまうのか。ラムタラよりも酷い・・・
7レースは3歳500万以下ダート1800M。ダート1800Mといえば四位。
四位といえばシーバスビコーということでシーバスビコーが対抗。(こんな決めかたはスる元なんだが)
本命は初めてパドックで「漏れを買えやゴルァ!」というオーラを感じたシルクインザライト。
別にそういっていたわけでもないがパドックの外外をまわり気合い乗りが十分で
ダントツ一番人気であったルックミーナウよりも馬体の張りも数段よく感じたからである。
ということでシルクインザライトからシーバスビコー、ルックミーナウに重く流した。
レースに入りシルクインザライトが先行。ハロンタイムを見れば分かるように13秒ちょっとの
ゆっくりとした無理のないペースで逃げていく。そして4コーナーで先頭を保ったまま直線へ。
ルックミーナウもゆっくりと先頭を伺う。いい反応だ。粘る粘るそのままそのままきたきたきたきた
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(` ) ━━(Д` ) ━━(´Д`)━━(;´Д`) ━━━ノカ?
と思った瞬間にはもうシルクインザライトが先頭で駆け抜けルックミーナウは地方の剛腕向山騎乗の
地方馬ヤスミダブリンに差しきられていた。また一着三着かよ。やはり追える騎手は怖い。
大荒れ7レースが終わってパドックに戻ろうとしている途中で払い戻しの機械に向かっていった
ひとりのおっさん。普段は娘から「おやじくせぇんだよ!トイレなげぇよ」などという言葉をはかれ
妻からも「また競馬場行くの?あんたいいかげんにしなさい、だから娘が」とぐだぐだ言われつつも
「うるさいなぁいいだろ」なんてかんじでダメオヤジのレッテルを貼られながら一人で
競馬場に来ているような人間だ。それが何も言わず一個前のJRAのCMで出てきたようなペン書き満載の
新聞を携えシルクインザライトから200円総流しにした馬券を機械に突っ込んでいた。
満足そうに6万円近くの大万馬券をもちかえるミドルエイジの渋さ。非常にカコイイ(・∀・)!
8レースはダート1200M。新聞をじーっとと眺めていても混戦模様でまったく何が勝つかわからない。
新聞の印がインターアプローズに集中していたには集中していたのだが隣にいた馬券おやぢ連中が
「いつものインターアプローズならもうちょっとしゃんしゃんしとろう、今日は気合い不足じゃ」
なんていってる。確かにインターアプローズは特にハミを使って遊ぶなどの仕草も見せず
かといって頭をぐっと下げた気合いを見せているわけでもなく6Fのレースを戦うには気合い不足だった。
それがいつもなら気合い満点の馬だというのならあんまり買う気が起こらない。ということで
このレースの本命にしたのはマチブセ。伝説の馬主小田切有一の馬だ。元々ダート6Fで走る馬だし
このレースで唯一我がへたくそカメラの餌食になった馬であるからだ。(本当は馬体がよかったからだけど)
単勝馬券300円を握りしめ今度は4コーナーの近くにある東ウイングで観戦。
ダート1200Mのレースということでみんな一生懸命に追い続け直線で先頭に立ったのは
キタサンチャレンジ。ご存じサブちゃんの馬だ。それが手応え十分で馬群を引き離し
気配不足だったはずのインターアプローズが食い下がる追い込み脚質のマチブセは切れ味を発揮して
上がってくるがキタサンチャレンジどころかインターアプローズすらも抜かせず3着。4連敗。
レース後のウイナーズサークルにサブちゃんがくるかなぁーと思っていたけど来なかった。
9レースからは関東で行われている中山開催の馬券が買える、のだがこっちからはパドックの様子もなく
手がかりとしてはイマイチ信用できないスポーツ新聞しかない。だが信用できる騎手がいる。
世界最高のジョッキーオリビエ・ペリエ(仏)だ。日本に来る世界のジョッキーはペリエではじまり
ケント・デザーモ(米)、ミルコ・デムーロ(伊)を経由してペリエにまた帰る、というぐらいの剛腕なのだ。
とりあえず景気づけにペリエ騎乗のマイネルジェムの複勝を購入。結果は見事に2着を確保。
流石ペリエ。複勝310円の馬を持ってくるのは渡辺かペリエぐらいしかいない。
阪神の9レースうずしおステークス。このレースには武豊がハクバノテンシに騎乗して
ちょうど一万回目の騎乗になるのだ。7レースの超有力馬ハードクリティック(こいつが出てきたら
7レースは堅く収まったのだろう)が(*)マチカネタンホイザばりの鼻血を出して取り消すことで
この馬に記念レースがずれ込むことになったのである。このレースは元田原厩舎のフサイチユーキャンが
一番人気となっていたがなんせこの馬マイルでは走るけど1400になると走らない、という
1600メートルにおけるトロットスターみたいな馬なのだ。だから見送ってハクバノテンシと
安定感のあるポンデローザ、そして本気で勝負にきたピンクプルメリアのBOX勝負。
レースになるとハクバノテンシが先行してあと300Mまで先頭にいたが外から満を持して
おそってきたフサイチユーキャンとブリンカーを付けて心機一転をはかったタケイチイチホースが。
ポンデローザやピンクプルメリアも来るには来ているがのびきれす3.4着となった。
勝ったのはフサイチユーキャンを鼻の皮一枚差しきったタケイチイチホース。ブリンカー強し。
(*)マチカネタンホイザとは・・・菊花賞でミホノブルボンに初めての連落ちを経験させるまでには
至らなかったが貫禄十分の3着に入りその後も重賞を何個か勝ったノーザンテースト産駒の活躍馬。
ただこの馬が語られるのは2回も大事な競争を病気により休まざるをえなくなったことにある。
最初はジャパンカップの鼻血、それで満を持して出ようと思った有馬記念ではその前に
カイバ(馬の餌)入れにクモが侵入しカイバと一緒に食べたことによる蕁麻疹。かわいそう。
阪神の10レース須磨特別。ここでは藤原紀香が名付け親というロイヤルキャンサー
日本語に直すと王家の癌、もとい王家の蟹である。しかしこの馬非常に気が荒く尻っぱねはするは
首は上下させるわなんやらで晴れているとはいえまだまだ寒風しみる阪神において
一頭だけ汗だくだくでゼッケンの下からは汗混じりの塩が見え隠れしていた。
はっきり言ってこんな姿をした奴が単勝一倍ちょいで誰もとがめないとは思わないのだろうか。
このレースは1400Mで短距離なので少々の気合いはほしいところなのは分かるのだが
いくらなんでもこれはないでしょう。ということで本命は去年POで活躍してくれた
エプソムソルジャー。対抗にこのクラスでは結構おなじみのスペリオアザーズ。
そして最後に穴っぽくエクスドラゴン。レーススタート。気合い十分のロイヤルキャンサーだが
武豊に導かれすっかりおとなしく先行。直線に入っても脚色落とすことなく一着ゴールイン。
差の付きにくい短距離レースで3馬身の差を付けるおまけ付きで馬券ベタを思いっきり露呈。恥ずかしい。
中山の11レース内外タイムス杯。昔からこのレースは内枠と外枠の馬連で勝負しなければ
ならないと言う決まりがあり(ウソ)1枠1番のエアピエールと8枠11番のカネトシオペラクンの
馬連を人気と言うこともあり100円記念購入。そして神・ペリエの恩恵を受けるために
カネトシオペラクンの単勝300円購入。この買い足しが悲劇を生んでしまった。
直線に入ってごちゃごちゃした中で内側から抜け出してきたのがエアピエール。
カネトシオペラクンは着実に脚を伸ばしてきていたが結局差すにはいたらず2着。
結局「内外馬券」で的中したものの欲張った単勝馬券の分だけ損をしてしまった。
阪神のメインはアーリントンカップ。このレースの断然の一番人気はタニノギムレット(1、2、3)
530sを越える大きな馬体をずんずん言わせながらやってきたストレイラルホークが続き
次に共同通信杯で2着に入り今年の有力馬であるチアズシュタルクを苦しめたサンヴァレー(1、2)
差が無く去年の函館チャンプで調教でも動いたサダムブルースカイ(1、2、3、4)
後はみんなに多様なものとして続いていた。人気(1.1倍)が示すようにタニノギムレットは
落ち着き払いいかにも大物というような3歳のこの時期にしては貫禄すら感じられた。
ここで相手探しという具合になるのだがサンヴァレーは鞍上がこれだとまったく走らないという
和田であり「関西の有力ド下手騎手」ととらえているためにあっさりきる。
サダムブルースカイは去年秋の2走の不出来が函館チャンプにありがちな燃え尽きを気にしつつも
調教がよかったと言うことは元々地力のある馬なのだろうといってまずは抑えに。
ストレイラルホークは関東からわざわざ輸送された割には馬体が重めで疑問が残るのできる。
残った中で期待をかけたのはキネティクス(1、2、3、4)とチアズリガス(1、2)
特にキネティクス。ノースヒルズの勝負服に渡辺。去年のメガスターダムとまったく同じ。
たしか馬番も7だったと思うし。これは配当もつきそうだし勝負してみよう、ということで
タニノギムレットからキネティクス、チアズリガス、サダムブルースカイに流す。
レース前、サンヴァレーが入れ込みゲートになかなか入り込まない。こういうのは
投資した人間にとっては地獄の風景だが投資してない奴にはもっとやれやれもっとやれなのである。
ということでなかなかあたりそうな雰囲気がしつつレーススタート。やはり大方の予想通り
サンヴァレーが先頭に立ってレースを作りタニノギムレット、キネティクスは中団
まえにサダムブルースカイを置くと言ったかんじ。4コーナーでゆっくりと先団進出した
タニノギムレットは武豊のゴーサインを受けると一気に加速し後続集団を引き離す。
正直しびれた。ここまで強烈にゴーサイン一本で離すのはクロフネの毎日杯以来だ。
この馬は同じ松田国英厩舎なので何となく応援したいきにもなってくる。で、
一気にちぎられた後続集団はホーマンウイナーがダンツジャッジを抑える形で2.3着
期待のサダムブルースカイは4着。キネティクスは6着、チアズリガスは11着だった。
12レースの目的は関西競馬最終レースのドン、ナカトップトウコウである(1、2)
この馬はデビュー戦から常に追い込みに徹しており展開次第で全てが決まってしまう馬なのである。
メインレースまでもすってイヤになったからこれ以上損はするまいとて複勝を買うつもりの
予定をキャンセルし帰ってしまった。するとホテルに帰って競馬ハイライトを見ると
道中届きそうもない後方追走から鋭い脚を伸ばししっかりと3着に入っていた。鬱。
結局この日に当たったのはペリエだのみの2枚の馬券だけ。阪神競馬では当たりナシ。
なんのために行ったのかさっぱりわかんない。でも生競馬はおもしろかった。大学行っても
また来たい、そのためには神戸大学になんとか受からなくてはならない。さぁ勉強しよう。
と、いうことでこの日の夜は翌日のレースを検討するのと自習(4時間)で午前2時まで
起きてしまいましたとさ。テンション上がってねられなかったのも有るんだけどね。
これ以前は第1部 神戸 〜広島より20年進んだ都市〜で。
続きは第3部 阪神競馬日曜 〜街にペリエがやってきた〜で。
T O P