宮沢賢治
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
谷川の岸に小さな学校がありました。
教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗(くり)の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴(ふ)く岩穴もあったのです。
底本:「童話集 風の又三郎」岩波文庫、岩波書店
1951(昭和26)年4月25日第1刷発行
1967(昭和42)年7月16日第24刷改版発行
入力:柴田卓治
校正:野口英司
ファイル作成:野口英司
1998年11月5日公開
2003年6月1日修正
青空文庫作成ファイル:
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朗読 籾山久雄
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風の又三郎 1
風の又三郎 2
風の又三郎 3