新美南吉 童話作品集

 かにがいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。かにの考えとしてはおおできでありました。
 ところで、かには、
「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな。」
と思いました。ともうしますのは、ひとりもお客さんがこないからであります。
 そこで、かにのとこやさんは、はさみをもって海っぱたにやっていきました。そこにはたこがひるねをしていました。
「もしもし、たこさん。」
かにはよびかけました。


蟹のしょうばい


狐のつかい


ひとつの火


里の春山の春


底本:「ごんぎつね 新美南吉童話作品集1」てのり文庫、大日本図書
   1988(昭和63)年7月8日第1刷発行
底本の親本:「校定 新美南吉全集」大日本図書
入力:めいこ
校正:もりみつじゅんじ

2002年12月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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朗読  音訳ボランティア  籾山久雄  2003,1.30

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