初秋の一日

               汽車の窓から怪しい空を覗(のぞ)いていると降り出して来た。それが細(こま)かい糠雨(ぬかあめ)なので、
                   雨としてよりはむしろ草木を濡(ぬ)らす淋(さび)しい色として自分の眼に映った
        

                          底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房
                                      1988(昭和63)年7月26日第1刷発行
                         底本の親本:「筑摩全集類聚版夏目漱石全集」筑摩書房
                              1971(昭和46)年4月〜1972(昭和47)年1月にかけて刊行
                                    入力:柴田卓治
                                    校正:大野晋
                                ファイル作成:野口英司
                                              1999年5月12日公開
                                              1999年8月30日修正
                                   青空文庫作成ファイル:
           朗読 ;籾山久雄(音の図書室 音訳ボランティア)2002,8,25    
                                   ここからお聞きになれます          初秋の一日
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